2008 2005 11 11

 「2008年問題とは、何か」と、よく聞かれます。
そういう漠然とした質問には、どう答えでよいか、困りますが、
もしかすると、それは、国債の問題かもしれません。
 1999年度に、景気対策のために、大盤振る舞いで、
大量発行した国債の「借り換え」時期が来るのです。
 「返済」ではなく、「借り換え」であることが、
国の財政状況の苦しさを表わしていると思います。
 問題は、「借り換え」のための国債を、大量に発行することです。
それが、あまりに多いと、市中消化が、つまり市場で吸収することが困難になります。
 何とか、市場で消化させるのには、いろいろな苦労があります。
それは、「国債の利率の上昇」や「国債価格の下落」を意味するかもしれません。
同時に、「長期金利の上昇」を招くかもしれません。

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